知覚過敏③ 治療法

では、知覚過敏の治療法についてお話します。

基本的には、「神経に対する刺激を遮断する」ということになります。
方法には以下のようなものがあります。

①薬物塗布


薬が歯の表面に染み込んでいって刺激を遮断するものです。
歯医者で塗るものもありますし、
知覚過敏用歯磨き粉には、このような成分が含まれています。

利点
歯垢が付きやすくなったり、将来的なトラブルが少ない

欠点
一回ですぐに全くしみなくなるわけではなく、時間がかかる。
審美性は回復できない

②コーティング剤塗布


歯医者さんで塗ってもらいます。
樹脂が歯にしみこんで刺激を遮断します。

利点
1回で症状がだいぶ和らぐ。

欠点
歯垢などがたまる原因になることがある。
審美性は回復できない。

③レジン充填

虫歯につめるような白い樹脂を詰めます。

利点
1回でほとんど症状がなくなる。
穴もふさがるので審美的にも良くなる。

欠点
歯垢などがたまる原因になることがある。
原因がかみ合わせだったりすると、すぐ取れる場合がある。


どの方法にせよ、知覚過敏かどうかをご自身で判断するのは危険です。
もし虫歯を知覚過敏だと思って放置していたら、
手遅れになって大変なことになるかもしれません。

ですので、もし「しみる」感じがあるようでしたら、
なるべく早めに歯医者さんを受診されることをお勧めします。